社員インタビュー 矢崎 紘子

Profile

管理部 広報IR課
矢崎 紘子 Yazaki Hiroko 1999年新卒入社

入社後の初任地は沼津事業所。富士市内で営業を1年半、静岡県東部地区の渉外担当を1年経験したあと、マーケティング部営業企画課に異動。その後、商品企画、営業部の企画課、社長室、経理財務課などを経て現在の広報IR課所属6年目。

プライベートでは、2006年結婚、2007年12月に産休入、2008年2月出産。育児休業を経て2009年5月に復帰。以降、「仕事と家庭の両立においては、家庭では完璧を求めすぎない」をテーマに、「仕事は効率よく最大のパフォーマンスを」「家庭は主人が仕事に没頭できる環境作り(家庭は心配させない)、子供のことは最優先、家事はほどほど」を心掛けている。

どんな仕事をしていますか?

本社機能の一つで名前の通り、社内外の広報業務、IR(インベスターリレーションズ:企業が株主や投資家に向けて経営状態や財務状況・業績の実績や動向・今後の見通し等に関する情報を広報・発信するための活動)業務を主な仕事としています。

その他、社内・グループ予算統制、月次決算、株主総会の運営、株式事務など会社の中でも数字に関する重要な業務も含まれています。実際の業務で分かりやすい例を出すと、社内の広報は社内報の企画制作発行、決起大会や営業表彰の運営等、社外広報は、自社の活動や商品に対するPR等、IRは株主や機関投資家との対話(IRミーティング等)が主な活動となります。

現在、2名体制ですので業務のボリューム感はすごいですが、もちろんこの人数だけで仕事は進みませんので、役員の皆様、全社員の皆さんのお力を借りながら仕事を進行しています。

入社したきっかけは?

私が就職活動をしていた時代は、会社との最初の接点が「ハガキで会社の資料を請求する」という時代でしたので、膨大な資料の中から当社を知ることができませんでした。

大学は静岡県外でしたが地元に戻って就職しようと漠然と思った時に就活に欠かせない合同説明会に参加したところ、主催者がアルバイトタイムスという会社でしかも『DOMO(ドーモ)』を発行している会社ということを初めて知り、その場で連絡先を調べてハガキを書いて、、、というのが当社との出会いでした。

採用の階段で出会った方々は皆快活で笑顔が絶えず一緒に働きたいと強く思うようになり、最終的な入社のきっかけは、最終面接でお会いした(当時の)社長や常務の下で成長したいと思ったこと、採用の合格が一番早く頂けたのでこれはもう強い「縁」だと思い入社しました。

一番印象に残っているエピソードは?~プライベートとシゴト編~

30歳の頃、前年には結婚をし、仕事もプライベートもとても充実し、部署も社内一の大所帯の中、部署のメンバーのための企画業務に楽しさしかなかったときに妊娠発覚。まだ妊娠が継続できるか分からない時期に役職への内示が。妊娠・出産の場合はとてもお引き受けできないので返答は保留とさせていただきました。

その後、急転直下、返答をする前に身体が悪阻でボロボロになり、入院。内示の話しが出てからわずか1週間のことでした。悪阻は本当に人それぞれ症状が違うのですが、私の場合は何も身体が受け付けられず水すら口にできない状態。脱水を起こし1か月以上入院して24時間点滴で管理される、飲んだり食べたりが一切できないのに吐く、という壮絶な悪阻でした。社会人になって仕事人間だったのに全く仕事のことは考えられず、お腹の子供と自分がどう生きて行けるかだけを考えた時間を過ごしたことが一番の思い出です。

驚くことに出産前日まで悪阻に悩まされたのに、産んだ後は医師や看護師が驚くほどの回復力と身体の解放感に溢れ、すぐに会社へ復帰する道を検討し始めました。育児休業中は専業主婦としての時間や子育と向き合う時間も経験した上で、やっぱり社会との繋がり、外の世界との繋がりを欲しくなり早く仕事へ復帰したいと思いました。

一番印象に残っているエピソードは?~新入社員時代編~

もう20年以上前の入社であり、会社もお客様の環境も今とは随分違うとは思いますが、営業1年目の頃の話です。当時は、出身市の一部を担当していました。見ていて危なっかしい新人で、たどたどしく貧相に見えたからなのか分かりませんが、会うお客様たちから、色々差し入れをいただいたことが忘れられません。

運送会社のお客様には、信州方面に行ったお土産だからとキャベツを1玉。建築会社のお客様には畑で採れたという玉ねぎを。クリスマスに、パブスナックのお客様に集金に行った際には「お店の女の子にも同じものを用意したから」と、すごく大きなクマのぬいぐるみをいただき、営業車の助手席に乗せて帰ったことは今でも忘れられない営業時代の一コマです。それにしても、可愛くお菓子をいただく、とかでなく、野菜ですからね(笑)THE地元!ならではの温かさを感じました。

営業時代は多少のトラブルや大変さはあったものの、本当にお客様には恵まれていたなぁと思います。営業で辛かった思い出より、同じ事業所の先輩たちと旅行へ行ったり楽しかった思い出が蘇ります。

休日の過ごし方や趣味を教えてください。

休日は子供中心の生活のため、塾弁を作ったり、塾へ送迎して合間に買い物、その他家事といった母業が中心です。休日が続くときは家族で国内を旅します。温泉なら箱根。春は京都の桜と湯豆腐。夏は沖縄(小浜島)。秋も京都で紅葉とすき焼き。冬はウィンタースポーツで北海道や長野へ雪を求めて旅をします。

同じ場所へ何度行っても新しい発見ができることや、何もせずのんびり過ごすことで、忙しい毎日をリセットできることが至福です。またスポ―ツ観戦が好きなため、Jリーグ推しクラブのホーム観戦・TV観戦はもちろんのこと、2019年は大相撲秋場所を両国国技館で観戦し、日本開催のラグビーワールドカップは日本チームの初戦を東京スタジアムで生観戦することができ、生涯の思い出となりました。2020年東京開催の国際競技大会も観戦します!

今後の目標は?(挑戦したいことや実現したいことなど)

今は「ずっと仕事を続けていく、社会と接点を持ち続ける」ことを社会人人生の目標に。目の前のこととしては、社内外の市場価値をこれまで以上に高めることを目標としています。

「自分の市場価値」って難しいですよね。ましてや私は転職を経験しておらず、当社しか知りません。だからこそ社内の市場価値として「ここで一緒に働いてほしい」とか「一緒に働いてみたい」と思う人がいること、「とりあえず矢崎に聞いとけば大丈夫」とポータル的な存在に思ってくれる人が一人でも増えること、相手が自分に興味を持ってもらえるような存在でありたいと思います。

最後に、社外の市場価値はもちろん、社外でも一人前として通用するように、今置かれた立場での業務スキルはブラッシュアップし続けたいと思います。とはいえ、数字って苦手で困っているんですけどね。

就活生へのメッセージ

社会人としての第一歩を踏み出すのですから、「入ったら、なんか違う」「理想と現実は違う」「やっていけない」とマイナスのイメージを払拭できないような職場と出会わないように、企業研究・業界情報、自分の興味があることなどをきちんと棚卸した上で「ワクワクする」「楽しそう」「やってみたかった」「人生の修行だと思える」といった会社に出会えるよう、たくさんの企業と接点を持ちきちんとその会社で働くことをイメージして欲しいと思います。

また、親のための就職でなく(そういう場合もあるとは思いますが)「自分のための就職」だと、軸を自分に置いてぜひ考えてください。入社20年を超す私自身に置き換えても、自分の意思で入社したから続けられることもあるな、という場面がたくさんあります。自分の信念を曲げず就活を続けてくださいね。